今日のマットは、何点だったか?

― 点数をつけるためではなく、感じるために ―


マットの上に立った瞬間のこと

マットの上に立ったとき、
「今日はいい感じだな」と思う日もあれば、
「なんだか重いな」と感じる日もあります。

その感覚は、とても個人的で、
誰かと比べられるものではありません。

今日のマットは、何点だったか。
それは、うまくできたかどうかを測るための問いではなく、
今の自分を知るための問いだと思っています。


高得点の日も、低い日のマットもある

呼吸が自然につながる日。
動きが軽く、集中しやすい日。
そんな日は、点数をつけるなら高くなるかもしれません。

一方で、

・呼吸が浅い
・体が思うように動かない
・気持ちが散らかっている

そんな日もあります。

でも、それは失敗ではありません。
ただ、そういう状態の日だったというだけです。


点数は、評価ではなく記録

ここでいう点数は、
良し悪しを決めるためのものではありません。

「今日はこんな感じだった」
「今はこういう状態なんだ」

そうやって、
自分の今をそのまま受け取るための、
ひとつの記録のようなものです。

低い点数がついた日ほど、
実は気づきが多いこともあります。


ポーズよりも、感覚が残るもの

マットの上では、
ポーズができたかどうかよりも、
そのとき何を感じていたかのほうが、
ずっと正直な手がかりになることがあります。

同じ動きをしていても、
昨日と今日では、体も呼吸も違う。

だからこそ、
「今日は何点だったか?」と
自分に問いかける時間が、
この場所では大切だと感じています。


明日のマットにつながる問い

今日の点数が低くても、
それで何かを変える必要はありません。

無理に取り戻そうとしなくていい。
反省会をする必要もない。

ただ、
「今日はこうだった」と知ること。

その静かな確認が、
明日のマットへの余白になります。


おわりに

マットの上は、
成果を出す場所ではなく、
状態を感じる場所だと思っています。

今日のマットは、何点だったか。

その問いに、
正解はありません。

ただ、問い続けることそのものが、
練習なのかもしれません。