ヨガをしているのに、なぜ痩せないのか。

Off the Mat|日常へ

— ヨガは、自分に戻る時間 —

「ヨガをしているんですね。じゃあ痩せますよね。」

そう言われることがあります。
でも実際は、ヨガをしているからといって、必ず痩せるわけではありません。

もちろん、身体は変わっていきます。
姿勢が整ったり、呼吸が深くなったり、硬かった場所が少しずつ動き始めたり。

でも、“体重が減る”という変化だけが起きるわけではない。

むしろヨガは、
「今の自分の身体に気づいていく時間」なのだと思います。

消費するためではなく、戻るため

現代の運動は、
“効率よく消費すること”が目的になりがちです。

何キロ走った。
何カロリー使った。
どれだけ追い込んだ。

でもヨガは、少し違います。

呼吸を感じる。
力みに気づく。
無理に伸ばさない。
頑張りすぎている場所をゆるめる。

だから、すぐに大きな変化が見えないこともあります。

けれど、続けていると少しずつ、
生活そのものが変わっていく。

「ヨガ的な生活」が身体を変えていく

夜更かしを減らしたくなったり。
呼吸が浅い日に気づいたり。
食べすぎた翌日に、身体の重さを感じたり。

以前より、身体の声が聞こえるようになる。

それは「我慢」ではなく、
“自分に戻る感覚”に近いのかもしれません。

だからヨガは、
“痩せるための技術”というより、

「どう生きると、自分が心地いいか」

を少しずつ教えてくれるものなのだと思います。

変化は、数字より先にやってくる

体重は変わらなくても、

「最近、呼吸が楽」
「前より疲れにくい」
「なんだか機嫌がいい」

そんな変化が先に来ることがあります。

そして気づくと、
生活のリズムや身体の使い方が変わっている。

ヨガは、
急激に何かを変えるものではないけれど、

静かに、長く、
人を変えていくものなのかもしれません。

今日もまた、
マットの上で、今の身体に戻る。