— 正解を探さない、マットの上の時間 —
写真に写っているのは、
みんな同じポーズをしているようで、
実は、少しずつ違う立ち方です。
足の幅も、
手を伸ばす高さも、
視線の先も。
誰かと比べるためではなく、
その日の自分に合う向きを、
それぞれが探している途中の時間。
私たちのクラスには、
「正解の形」はありません。
あります、
“今の身体に合っているかどうか”
それだけです。
うまくやろうとしない時間
ポーズが深いかどうか、
きれいに見えるかどうか。
マットの上では、
そういう基準が、少しだけ横に置かれます。
代わりに大切にしているのは、
足の裏が床にどう触れているか。
呼吸が、どこまで自然に通っているか。
うまくやろうとしなくてもいい。
むしろ、
うまくやらないことで戻ってくる感覚
があります。
同じ空間にいる、という安心感
一人でヨガをする時間も好きですが、
誰かと同じ空間で、
同じ流れを共有する時間には、
少し違う良さがあります。
言葉を交わさなくても、
それぞれが、それぞれのペースで動いている。
その空気が、
「これでいいんだ」と
身体に伝えてくれることがあります。
マットの上で整えたものは、日常に戻っていく
この時間のために、
特別な準備は必要ありません。
柔らかくなくてもいいし、
疲れていてもいい。
マットの上で起きた小さな変化は、
靴下を履くときや、
椅子から立ち上がるとき、
ふとした瞬間に、静かに現れます。
気づいたら、
少し呼吸が深くなっている。
それで十分です。


