まずは身体をなんとかしたい

On the Mat|マットの上で

— 呼吸は、整えようとしなくても変わっていく —

はじめに

ヨガを始めるきっかけは、人それぞれです。

呼吸や瞑想に惹かれる人もいれば、
もっとシンプルに、

「まずは身体をなんとかしたい」

そんな感覚から始まることも多いと思います。

かたさや、重さや、疲れ。
まずはそこに目が向くのは、とても自然なことです。


身体に触れるところから

マットの上では、
最初から呼吸を整えようとしなくても大丈夫です。

・前屈してみる
・背中を伸ばしてみる
・軽くねじってみる

動きながら感じる、

「ここが硬い」
「少し重たい」

その感覚に気づくこと。
それが、ひとつの入口になります。


呼吸は、あとから変わっていく

少しずつ身体がゆるんでくると、
呼吸にも変化が出てきます。

頑張って深くしようとしなくても、
自然と入りやすくなる。

背中がやわらぐと、後ろにも広がる。
胸がひらくと、吸うのが楽になる。

呼吸は「整えるもの」というより、
身体の状態によって“変わっていくもの”なのかもしれません。


順番を大切にする

呼吸が大切なのは、間違いありません。

ただ、最初からコントロールしようとするよりも、
身体に触れていくことで、

結果的に呼吸が変わっていくことも多い。

① 身体に気づく
② 少しゆるむ
③ 呼吸が変わる

そんな順番も、ひとつの自然な流れです。


がんばらない整え方

身体を整えるときも、
無理に伸ばす必要はありません。

・気持ちよく届くところまで
・呼吸が止まらない範囲で

そのくらいが、ちょうどいい。

力を抜いたときのほうが、
奥のほうからほどけていきます。


日常とのつながり

マットの上での感覚は、
日常にもつながっています。

少し身体をゆるめると、
呼吸もふっと楽になる。

そんな小さな変化に気づけると、
過ごし方も少しずつ変わっていきます。


おわりに

ヨガは、呼吸から始めてもいいし、
身体から始めてもいい。

どちらが正しい、ということではなく、
自分にとって自然な入口から。

まずは身体をなんとかしたい。
その感覚からでも、十分に始まっています。

そして気がつくと、
呼吸も少しずつ、変わっていくはずです。